「肩こり」東洋医学の見方
2025/09/21
肩こりと東洋医学の視点から
こんにちは、東洋えき鍼灸院の白井です。
今回は「肩こり」についてのお話です。
肩こりに悩んだことはありませんか?
デスクワークやスマホの操作を長時間していると、気づけば肩や首がガチガチに固まっている…。そんな経験をされた方は多いのではないでしょうか。
肩こりは一時的な不快感にとどまらず、頭痛や吐き気、集中力の低下など、日常生活に大きく影響してしまうこともあります。
西洋医学から見た肩こり
現代医学では、肩こりの主な原因は「筋肉の緊張」と「血行不良」とされています。特に僧帽筋や肩甲挙筋といった首から肩にかけての筋肉が硬くなり、血流が滞ることで痛みや重だるさが生じます。
尚以下のような症状があるときは
重大な病気の可能性があるため、早めの医療機関受診をおすすめします。
◯ 強い頭痛やめまいを伴う肩こりは注意が必要です。
◯ 片側にしびれが出る場合も注意が必要です。
◯ 視力障害や言葉のもつれを伴うとき
東洋医学から見た肩こり
東洋医学では、肩こりを全身のバランスの乱れとして捉えます。
◯ ストレスで気が滞ると「肝」が影響を受け、筋肉がこわばります。
◯ 消化の弱りや湿気があると「脾胃」が関わり、体が重だるくなります。
◯ 冷えが続くと「腎」の力が弱まり、慢性的な肩こりにつながります。
◯ 不安や不眠があると「心」が乱れて肩に緊張が出やすくなります。
◯ 風邪のような外からの邪気が入ると「肺」に影響して肩の痛みを引き起こすこともあります。
単なる筋肉疲労だけでなく、内臓や感情とのつながりから肩こりを捉えるのが東洋医学の特徴です。
鍼灸でよく用いるツボ
肩井(けんせい)、風池(ふうち)、天柱(てんちゅう)、合谷(ごうこく)、足三里(あしさんり)などを使い、筋肉の緊張をほぐすだけでなく、体全体の巡りを整えていきます。
日常でできるセルフケア
一時間に一度、深呼吸をして肩を回すようにするとよいです。
お風呂や蒸しタオルで温めて血流を良くしてください。
僧帽筋や肩甲挙筋を意識したストレッチを取り入れるのも効果的です。
ウォーキングや軽い筋トレなどで体を動かす習慣は、肩こりの予防につながります。
まとめ
肩こりは、単なる筋肉の疲れではなく、体のバランスや心の状態とも深く関わっています。つらい肩こりでお悩みの方は、ぜひ一度ご相談ください。鍼灸で全身を整えることで、肩だけでなく「体がふっと軽くなる感覚」を実感していただけると思います。
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東洋えき鍼灸院
兵庫県西宮市獅子ケ口町7-21
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電話番号 : 0798-39-8864
駐車場有
西宮で肩こりのお悩みに対応
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