便秘と東洋医学
2026/01/11
便秘を東洋医学で整える
便秘が続くと、気分も体調も下がります。お腹が張る。眠りが浅くなる。肩がこる。肌も荒れる。
東洋医学では、便秘を「秘結(ひけつ)」とも呼び、出ない原因をひとまとめにせず、体の状態をタイプ分けして整えます。
ここでは「便秘のタイプ」と「整え方」をごしょうかいします。
まず確認してほしいこと
便秘の多くは機能性ですが、急な悪化や黒い便、便潜血陽性、貧血の進行などがある場合は、大腸の検査が必要になることがあります。
いま挙げたサインがある方は、まず医療機関で確認してください。
東洋医学で便秘をみる軸
東洋医学は「同じ便秘でも原因が違う」と考えます。だから、整え方も変えます。
よく使う軸は次の3つです。
1つ目は熱か冷えか
2つ目は乾燥か潤い不足か
3つ目は巡りの詰まりか、押し出す力の不足か
この組み合わせで、便秘のタイプが決まります。
便秘の代表的な5タイプ
1 熱秘タイプ
体の中に熱がこもり、体液が減って便が硬くなります。
合図は「ほてり」「喉の渇き」「硬く乾いた便」「張って苦しい」です。
整え方は、熱をさまして潤いを守る方向です。辛い物、アルコール、夜更かしが続く人はここをまず止めるのが重要です。
漢方の方向性としては、大黄を含む処方が選択肢になりますが、効き方が強いこともあるので自己判断の連用は避けてください。
2 寒秘タイプ
冷えで腸の動きが落ちて便秘になるタイプです。
合図は「お腹が冷える」「温めると楽」「朝が弱い」「手足が冷えやすい」です。
整え方は、まず温めることです。冷たい飲み物、薄着、シャワーだけを続けるほど固まりやすくなります。
このタイプは、お灸との相性が良いです。
3 燥秘タイプ
乾燥で便が硬く、コロコロになります。東洋医学では津液の不足が中心です。
合図は「兎のふんみたいな便」「口や肌の乾き」「年齢とともに悪化」です。
整え方は、潤いを増やして腸の滑りを戻すことです。潤腸湯は「体液が不足して大腸の粘滑性が失われた便秘」に用いられ、高齢者や虚弱者に使われやすいと解説されています。
4 気秘タイプ
ストレスで巡りが詰まり、便意はあるのに出ません。
合図は「ため息」「胸やみぞおちのつかえ」「緊張すると便が止まる」です。
整え方は、体の気血津液の巡りをよくすることです。深呼吸や歩くことも効果的です。
5 虚秘タイプ
押し出す力が足りません。体力が落ちて、いきんでも出ないタイプです。
整え方は、胃腸の土台を上げて、出す力を取り戻すことです。無理な断食や寝不足が続くほど悪化します。
鍼灸で狙うポイント
東洋医学では、腹部の反応と全身のバランスをみて、腸が動ける条件を作ります。
よく使われる代表穴として、天枢、足三里、三陰交などが挙げられます。
まとめ
便秘は「腸が弱い」だけではなく、熱、冷え、乾燥、ストレス、体力低下という条件で起きています。
しっかりと鑑別してあなたに合ったタイプの施術をするのが効果的です。
自然なかたちで整えていきたい方は、一度ご相談ください。
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東洋えき鍼灸院
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