「この姿勢」は首に25キロの負担を掛け続けます
2025/04/18
「この姿勢」は首に25キロの負担を掛け続けます

こんにちは刺さない鍼で無痛鍼灸をしている白井です。
今日は肩こりの予防のお話です。
肩こりの人口
〈図表5:首筋・肩がこる頻度(全国、20~69歳、疲労度合)単位:%〉

一般社団法人日本リカバリー協会
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000009.000085299.html
この表によると20〜69歳の72%が何らかの肩こりの症状を感じているそうです。
かなり高い数字のように感じますが、肩こりに悩んでいる人が多のには理由があります。それは
首の不安定な構造と現在の生活環境が関係しています
頭の重さは4〜6キロ

人間の頭の重さは4〜6キロあると言われています。
そんなに重くなさそうですが
5キロのお米の袋を首の上に置いていると思ってください。
結構大変ではないでしょうか?

細いモノの上で重いもののバランスを取るのは難しいですが
首と頭部の関係はそれと同じで、不安定な構造をしています。

これが首周りの筋肉です。沢山の筋肉が色々な方向から頭部を支えています。
構造的に細い首がボーリング玉の様な構造物をしっかりと支えなければならないので、
首の筋肉は繊細な運動が要求されます。
15°首が傾くと負担は倍になる
デスクワークやスマートフォンの操作により首が前に傾いてしまうと
首周りの負担は増えます。

この表でわかる通り、軽く15度曲げた程度でも12キロも首に負担がかかってしまいます。
12キロと言うと2リットルペットボトル、1ケース分の重さです

https://amzn.asia/d/fxjspQ8
どうでしょうかなりの重労働です。
スマートフォンを首を軽く俯けて10分触っていたとすると、首の後ろに
ペットボトル1ケースを乗せる負担が同じく10分かかることになります。
更に首の角度が45度以上に曲がっているとその負担は20キロ以上です。
聞いただけで肩が凝ってしまいそうですね。
肩こりの予防は机やディスプレイの高さを見直す

我々に何かできることはないのでしょうか?
一つ首の負担を減らす簡単な方法があります。
それは、もうお分かりかと思いますが視線の高さをコントロールするです。
特に、パソコンのディスプレイなど長時間見るものはなるべく目線の高さに調節すると日々の負担が減らせます。

この表の通り
机の上に置いていたものを目線の高さに上げるだけで、10キロ以上負担が減る可能性があります。
スマートフォンを操作するときもなるべく首の角度を意識してみてください。

あとノートパソコンのを普段使っている人は
強制的に首の角度が俯きがちです。
その状態で数時間作業をするとしたら体に良いことはありません。

ノートパソコンの専用の台などを使って、目線の高さにディスプレイの位置を上げることで肩こりの予防になりますので、デスクワークでノートパソコンを使っている人は試してみてはいかがでしょうか?
まとめ
肩こり予防で視線の高さをコントロールすることは重要な要素の一つです。
ついつい目線を下げる動作が多いですが、意識して避ける事で肩こりの予防につながりますのでぜひ試してみてください。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
----------------------------------------------------------------------
東洋えき鍼灸院
東京都渋谷区西原3-4-2 紅谷ビル303
電話番号 : 03-6407-0426
渋谷で肩こりのお悩みに対応
----------------------------------------------------------------------